(1)下水道の普及とともに、年々水質は改善傾向にある。
(2)大和川の本川においては、平成20年以降、水質環境基準の5mg/lを下回るまで改善している。
(3)支川の中には水質の改善が進まないところが見受けられる。
汚濁の原因を減らす取り組みが必要。
- 大和川の汚れの約7割が家庭からの生活排水
→生活排水の汚れを減らす取り組みが必要
- 生活系BOD排出負荷量の約6割が単独処理浄化槽
→下水道への接続、合併浄化槽への転換が必要
生活排水対策や下水道接続等について
住民への啓発活動が必要
「よみがえれ!大和川清流復活大作戦」
◇大和川清流復活ネットワークの設立(平成20年11月18日)
●県:景観・環境局、産業・雇用振興部、農林部、県土マネジメント部 ●国土交通省 ●市町村
●民間(地域活動団体、NPO、企業等)
事業内容
(1)支川毎の水質の現状調査と水質汚濁負荷の分析
- 大和川水質調査
- 汚濁負荷削減対策のシミュレーション検討
(2)県民への情報発信
- 水質改善啓発の地域活動団体・NPOとの協働
- 奈良県流域の水質マップや生活排水マップの作成
- 大和川清流復活ネットワークHP作成
- 下水道の役割のPRパンフレット作成(浄化センターからの情報発信)
(3)支川毎の水質に応じた取り組みの実施
- 水質改善啓発の地域活動団体・NPOとの協働
- 下水道への接続促進や合併浄化槽への転換促進
- 重点対策河川での水質改善の社会実験
- 浄化槽設置整備補助制度の実施
(単独浄化槽撤去及び高度処理型浄化槽の整備促進等)