大和川の水質は、昭和45年には本川8地点の平均水質(BOD75%値)が31.6mg/Lとな るなど、高度成長期に劣悪な水質となっていましたが、流域の関係機関、住民等が連携・ 協働した取り組みを進めてきた結果、平成20年には本川8地点全てにおいてBODが環境 基準を達成するなど著しく水質が改善されています。
実際の大和川の水質は、右の図からも分かるように、支 川ごとに差があります。
大和川水系環境基準達成率は、90%です(平成27年度・ 21水域中19水域で達成)。
支川においても環境基準に近いレベルまで改善が進んで きていますが、依然として環境基準を達成できていない支 川があり、重点的な取り組みが必要です。
<過去の県域内水質状況>
環境基準
人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準です。これは、人の健康等を維持するための最低限度としてではなく、より積極的に維持されることが望ましい目標として、その確保を図っていこうとするものです。
BOD
水中の有機物を微生物が分解するのに必要な酸素の量で、mg/Lで表します。
この値が大きいほど、水質が悪いことを意味します。
75%値
年間測定データを良い方から並べて、上から75%目の数字です。
環境基準値と比較して水質の程度を判断する場合は、この75%値を用います。